アイロン事故は使用する大人よりも子どもが多い？

アイロン事故(ヤケド)の割合として、アイロンを直接使用する大人よりも、周囲にいる子どもが高い割合となっております。
それはアイロンの使用中だけでなく「目を離したスキ」や「電源を切った後の冷まし途中」…などの大人が想定していなかった不慮の事故も多くあります。

■子どもの皮膚と事故の事例

子どもの皮膚は大人よりも薄いため、火傷(ヤケド)をした場合、大人よりも子どもの方が強い傷害を受けやすいのです。

※事故の事例では植皮手術(皮膚移植)が必要になるケースもありますので、大人以上に注意したいものです。

大人だって火傷(ヤケド)の痛みだけでなく、手術となったら相当な覚悟も必要ですよね。また、傷だって一生のものとなって残ることでしょう。
このように子どもにとっても、非常に重い事故となるでしょうから、後から後悔することのないように、防げるものは事前に防ぐように親は努めるべきです。
親の不注意によって事故を起こさぬよう、くれぐれも注意してアイロンを使用しましょう。

■子どものアイロン事故を未然に防ごう

アイロンはすぐに熱くなりますが、すぐに冷めにくいものです。
使用するアイロンにもよりますが、完全にアイロンの熱が冷めるまで30分以上の長い時間がかかると思った方がいいでしょう。
一度、アイロンの使用後に完全に冷める時間計測をしておくのも良いですね。

• なるべく子どもが寝ている時やいない時に使用しましょう。
• 使用後は収納ケースなどを利用して、子どもが触れないように事故防止に役立てましょう。
• 子どもが手が届かない場所で使用しましょう。しかし子どもがコードを引っ張ってしまうおそれもあるので手が届かない場所だからと油断はしないように。