高血圧について基本的な知識と改善

高血圧は特に中年から年配の方に多い病気です。高血圧は沈黙の殺人者と呼ばれるように、高血圧によって、心筋梗塞等の他の病気を発症させ、最悪の場合死亡するケースもあります。
そこで血圧の数値を正常の範囲内でキープするために私生活に配慮が必要です。
どんなことに気をつけていけばよいか、血圧に関する知識を含めながらご紹介していきます。

■主な症状

頭重感、めまい、耳鳴り、のぼせ、肩こり、動悸、手足のしびれなど。

※高血圧の悪化で頭痛、悪心、嘔吐、視力低下、意識障害、その他の病気の発症等を引き起こす可能性があります。

■なぜ高血圧になるのか？

高血圧の原因は主に2つに分けられます。

[1]本態性高血圧症

遺伝因子(親の遺伝等)や環境因子(ストレス等)が重なって発病すると言われています。
高血圧の人の多くはこのタイプです。

[2]二次性高血圧症

腎臓、内分泌、腎血管、ホルモン異常から高血圧症を引き起こすことがあります。

■ライフスタイルの改善

・栄養バランスよく食事する
⇒肥満にならないようにバランスが取れた食事を心がける。

・有酸素運動をする
⇒マラソンなどの有酸素運動を定期的に行う。

・飲酒は控えめにする
⇒お酒はほどほどにしましょう。

・喫煙に気をつける
⇒タバコはほどほどにしましょう。

・規則正しい生活
⇒不規則な生活は体に負担をかけて、体調を悪くします。

■自分の血圧を把握する

一般的には以下の数値を上回ると、高血圧と言われます。

• 最高血圧：140mmHg以上
• 最低血圧：90mmHg以上

体温がそうですが、自分の平熱を把握しておく必要がありますよね。
血圧も同じです。
正しい血圧の数値を出すために定期的に計測するようにしてください。

■必要に応じて薬物治療

基本的には生活習慣の見直しが先決で、一定の期間は続けましょう。
それでも高血圧が改善されない場合は医師と相談して血圧を下げる薬の服用を継続的に行なってください。

【参考資料】
セルフメディケーション(高血圧)